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モラウさんキメラアント討伐作戦に多大な貢献を果たしたモラウ。
振り返ってみると、
ヂートゥ・レオル・プフ・ユピーなどと激戦を繰り広げ、
自分の力を出し切ったときに仲間に助けられましたね。
本当にグッジョブでした。
あのプフですら、非常に優れた戦士と認めていましたからね。
今号ではモラウの電話でのやり取りの中で状況確認が進んでいきました。
病院ロビーの公衆電話から、ネテロ会長の秘書?と会話しています。
そんなことより、念能力者に点滴いるのかな?
一応人間なんだからいるか。(笑)
具合の悪いときの点滴って、本当にすさまじい効果を発揮してくれますよね。
気になったことが、
最初のページでは点滴ボトル1つとしかルートが繋がっていないのに、
コルトとの会話に移る場面では点滴ボトル2つと繋がっていること。
これは、この場面から去ろうとしている可愛い看護師さんが繋ぎに来たと解釈すべきか?
どうでもいい部分ですが、そういうとこを気にするのがハンターファンなのです。会長の秘書との会話では、
自分は無事であること。
王の生死はパームが能力で確認しているところであること。
その2点を伝え、
あとは「事件は現場で起きてるんだ!会議室で起きてるんじゃねー!!」
との捨て台詞で秘書に処理を頼んでいます。
まあ、このやり取りはあんまり興味がないのでスルーします。(笑)
もうひとつ気になったのが、
可動式の本棚の奥に隠された金庫からおもむろに何やらディスクを取り出し、
何らかの操作をした秘書が涙ぐむシーン。
自分が家を建てたら、
この隠し扉的な仕掛けは必ず作るのが夢なんです!そんなこともどうでもいいとして、このディスクは一体何なのか・・・。
先週からの流れで考えると、
会長が残しておいて電脳サイトに流されたとされるメッセージかと思われます。
その遺言をまた見て秘書が涙ぐんだと。
この会長のメッセージは、いずれ作中で流される可能性がありますね。ちなみに、
この秘書が何故こんなに豆みたいな単純な顔かと考えると、
描くのに時間がかからずに済むか・・・
いや、他の主要キャラをひきたたせるためです!コルトからは保護している女王が産んだ赤ちゃんの経過を聞いて、
驚きのあまり「ゴン!」「キルア!」と叫び、
点滴なんかブッちぎって走り出すモラウ。
やっぱ、点滴いらねーじゃん!(笑)■
ノヴさんプフの円に触れる直前に、
あの円は「この世のあらゆる不吉を含む」と感じただけで戦意喪失し精神は折れ、
髪は抜け落ちた様子のノヴさん。
かわいそうに(笑)
円に触れるどころか、
護衛軍の圧倒的すぎる恐怖の戦闘力を目にしても身を賭して戦った弟子達は、
尋常じゃない強い精神の持ち主ということですね。
実際のところ、
戦闘要員というよりも頭脳と4次元マンション能力を駆使した連携プレーが主体のノヴさんとしては、役目はそれなりに果たしたのかなと。
ゴンの診断を待つノヴとナックル。
それにメレオロンとシュート。
メレオロンはジャイロ風なパーカースタイル。
ノヴは髪の毛のことを隠すためかキャスケットをかぶっていることが印象的です。
医師の診断は
「危険な状態。生命維持装置が外せない状況が続く限り、専門機関への搬送もお勧めできない。
何しろ見たことも聞いたこともない・・・(12歳の少年が一夜であんな無惨な・・・)」
とな。
それに対してノヴさん。
「ならば専門機関をここに移動させる。彼は英雄である。費用は全て私が負担する。
必要とあればこの病院ごと作り変える。 とにかく絶対にゴンは死なせない!!」
カッコエエェェ~
なのに何となく頼りねぇぇぇ~(笑)
読者の中にはもうノヴさんはチキンというイメージが植え付けられていますし、
しかも、
この台詞を言った場面だけ、極端にノヴの頬をこけさせてますよね。冨樫先生のノヴさんイジメがハンパねぇっす!■
キルアさん討伐軍が宮殿に突入後、
ゴンとキルアがユピーを回避しピトーのもとへ向かう際のこと。
ゴンがピトーの居場所を把握したうえで、
深い怒りを秘め覚悟したかのようにキルアに発した言葉がありました。
「行こう」そう言ってゴンはその道へ踏み出した。
キルアはその言葉に対して
「それはどっちの?」と不安を抱きながらも、聞いてしまえば大切なものを失うかもしれないと感じて聞けなかった。
この「それはどっち」という意味が
「何と何」を指しているのかを明確に示されなかったため、
読者を悩ませる場面のひとつとして数年間も放置されていました。
今週になって突然その時の真相が説明されるとは・・・。
キルアが感じたことの答えは
・友達として大切なカイトを一緒に助けに「行こう」なのか
・任務におけるただのパートナーとしての「行こう」なのかどっちの意味合いなのかに不安を感じたということですね。
キルアには明らかに後者に感じた。
だから聞けなかった。悪い予感は的中。
実際にピトーを目の前にしてゴンは一人で突っ走り、
ゴンはキルアに対して
「キルアは関係ない」とまで言った。
暗殺一家に生まれ育ち、
感情なんて持ち合わせようがなかったキルアにとって
純粋に相手と向き合って本音をぶつけるゴンは
眩しい光としてキルアを人への導き
唯一無二の友達のはずであった。
だが、自分を見失ったゴンの意思は「ピトーとの決着は一人でつける」。
キルアとしてはゴンの力になりたかったんですね。
この気持ちが「ただの駄々だ」としても、
そんな言い方ないだろ?ゴン。
「絶対!!謝らせっからな!!!」と叫ぶキルア。
でもこれ、
本心としては「元気になって欲しい」と言いたいだけです。そんなキルアの葛藤が描かれています。
医療機器と医療チームを、4次元マンションで移すことをキルアら話しに来たノヴ。
ノヴにキルアは、
「ゴンは俺が助ける。医者の方は頼むよ。それも必要だ。俺が戻るまでは。」と告げどこかへ。
キルアは病院を出るやいなやポッケから携帯を取り出す。
その後、携帯で誰かと通話しながら走って移動している様子が描かれています。
さて、電話の相手は誰なのか?ノヴへの発言から考えると、
「医者の方は」と言っていることから、医者ではないということになります。
「それも必要」と言っていることからも、医療だけではなく他の「何か」が必要という意味。
「俺が戻るまでは」と言っていることからは、医療はそれまでの繋ぎの手段であり、ゴンを救いうるのはキルアが準備する「何か」であるということです。この「何か」はハンター×ハンター的なことを考えると、
「念能力」である可能性は高いです。
「マチの能力」や「大天使の息吹」のようなもの?
でも、それではあまりにもそっけないしハンター×ハンターらしくない。「念能力」+「他の何か」が不可欠でしょう。
それは以前にも少し描写されたあれではないでしょうか?
家族や友人の愛が
本人の情熱を呼び起こす刺激が
医者の客観的な診断をもくつがえすような回復や
人体の仕組みとされている考えからはあり得ないようなことを起こすことはしばしばあるってやつです。
なので、
必要なのは医者ではないと思わせといて
医者となったレオリオが、医者としての役目だけではない意味合いで来る可能性はありですね。
まあ、冨樫先生のことですので、
全く予想できない完全な新キャラを登場させたりする可能性も否定できません。
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パームさんパームとイカルゴがいる場所はどこなんでしょうね?
パームは手足の鱗を、
ご婦人手袋とロングブーツで隠しているようですので、他者がいる場所?
イカルゴは病院の食器のような食事にありついていますが、
周囲の床や壁が汚れているようにも見えるので、
ゴンたちのいる病院のベランダや屋上の可能性が高いのでしょうか。
ラストのページでは、
視るのをやめて涙に暮れるパームが、
「終わったわ」とだけイカルゴに告げる。
蟻編はすでに終了かとかと思いきや、
王とコムギのラストシーンに触れるような展開になってきましたね。
先週の感想で書いたように、
私は、王たちは死ななかったと予想してます。
そこはもう具体的に書かないで欲しいなと思っているのですが、
薔薇の毒の件も含めての蟻編クライマックスとなる可能性が出てきました。
王が死んでたら・・・ごめりんこ

ただ、編集部が勝手に煽ってるだけですから、そうなるかは微妙な感じはしています。
来週は巻頭カラーということなので、本当にクライマックスの可能性はありますが。
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カイトちゃんさあ、神がかった展開になってきました!女王が産んだメルエム以外のもう一匹。
コルトは勝手にレイナの生まれ変わりだと思い込んで育ててたわけですが、
先週、それは間違いでレイナはシドレになっていた事実が発覚。
じゃあ、あの子は誰なんだというフラグを立てておいて
さっそく今週あの子の正体を暴露。
カイトだとおぉぉぉぉ~!!!(笑)それは誰も思いつかんわ。
あの子は女の子だもん。
しかも、カイトは操り人形になったと思ってたもんみんな。
カイトちゃんは、もう1歳くらいの体型になっていますね。
さすが冨樫先生には娘さんがいらっしゃるだけあって、
この年頃の子供の特徴がバッチリ描かれているように感じました。
それを見守るコルトの表情や腹筋のモデルって、
もしかしてクリスティアーノ・ロナウドでは!?

モラウはこの事実をゴンとキルアに伝えようと走っていますが、
これ嬉しいかな?
もう何がなんだかわからんな。
兎にも角にも、
ハンター×ハンターにNEWヒロイン誕生です!その名も「カイトちゃん」!!つづく。


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