甲子園は日大三高が投打に圧倒し、見事に優勝しました

夏の終わりを感じる今日この頃。
あ~今年もアッっいう間に年越しを迎えるのでしょうね

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ネタバレ注意 !!!
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俄然被毒症状とみられる吐血と鼻出血により、自らの異変に気付いたプフ。
その感情の変化は、時同じくして王に伝わる。
「プフ?」
王がそう呼びかけたことは、個人的には意外でした。
プフの反応を試すかのような、「どうかしたのか?プフ。」などではなく、
プフを心配しているかのような聞き方に見えるからです。
それを悟ってのことか、
プフもほんの一瞬の物悲しい表情をみせながらも、王が望むなら秘密を暴く勝負はもうやめて非難しましょうなんてあるはずもないと分かっている展開をあえて言ったことは、ただならぬ体の異変について王には心配させないようにしたという心情にみえました。
「プフ?」と言葉を発した後、無言の数コマを経て王が発した次の言葉は、「まあよい」。
このことからも「今はそんな話をしているのではなかろう。誤魔化したってわかっているのに」ということを直接伝えていますし、どんな状況下においても、たとえそれが見えすいた嘘だとしても、自ら秘密を口にする意思はないのだなと確認したのでしょう。
これで王も本気モードに突入するわけです。
そこまでして守ろうとする秘密。
「俄然興味がわいてきた」と。 俄然ですよ。俄然。
「ピトーの発見よりも先に侵入者を捕獲すれば洗いざらい話す旨、反古にする気はあるまいな?」
という王の問いかけに、
「この身ちぎれても、約束は守ります。」
というプフの答え。
「よかろう」
と王。
この2人の問答はいちいちカッコイイですよね。
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ハイパー円プフとの勝負にはふたつ条件がありましたね。
ひとつめは、プフによる人民への鱗粉散布の間は王は待つということ。実際20分待ったとあります。
ふたつめは、「円」を使うのはあと1回だけよということ。
問答の最後に、王が「よかろう」と言うと同時に「ザッ」と大地を踏みしめる足元が描かれています。
この時点で「今から王は円を使う」と予想して次のページを開いた読者はかなりの強者ですね。プフですらビックリです。
「もう円を・・・!?」とあるように、プフとしては王が円を使うことは最終手段的な意味合いを持たせていた。
それを王は「勝負開始=勝負終了」かのように円を使いましたから。
私もビックリです。
先週の感想で書いたとおり、私は「王が円を使うのは、コムギの記憶を取り戻し、探すとき」と思っていました。
まさかのこのタイミングでの円ですよ。
しかも、この円。
1度目のそれとは異質のもの。
前にはなかった足跡も、閉まっていたはずの扉が開いていることも、ユピーの亡骸も、新たに王の円に反応し者も、ぜ~んぶ視えちゃう!
そうですか。そうですか。
この部分については、先週の感想に書いたとおり想定の範囲内です。
コムギを何かで覆ってしまえば感知できない円という考えには疑問だと明言してましたから。今回の円でコムギへの手掛かりとなる情報が得られたのかはまだ不明ですが、残りの侵入者を捕獲するというミッションをクリアして(またはその過程で秘密が暴かれ勝負が意味をなくした時)、「コムギを探し出す」という目的のもとに再度ハイパー円を使うことになる。
意地でもそういう予想にします

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王は無敵!王は無二!どこまでの範囲に円が届いたのかは定かではないが、王は一瞬にしてウェルフィンの前に現れる。
ウェルフィンの口から語られた真実は、「ユピーは自ら苦しみ出してくたばった」。
ちっぽけな虫屑のようだったユピーに攻撃を仕掛けたはしたが、黒百足で孵る前に死んだ・・・と。
やはり、あのユピーの亡骸の様子からみても黒百足に破壊されての死亡ではなかったですね。
王とプフは生きていますが、薔薇の毒への感染から死に至るまでの時間には個人差があるということ。
「私めは賊が群集にまぎれていないかを調べるためにここに来た次第」と言うウェルフィン。
ここで王は自らの新たなる能力について語る。
「円で触れた者の感情を読み取れるようになった。一度余の円にさらされた者の心は、目を凝らすだけでよく視える」と。
プフの麟粉乃愛泉を、より高い次元の能力として見事に昇華したのだ。
人の心を読めることが日常生活において必ずしもプラスになるとは思えません。しかし、メルエムさんレベルのお方がこの能力を持てば、戦闘においては無敵かつ無二である。
なのにッ・・!! なぜにッ・・・!!
プフは言いようのない不安で満たされていくの??
はい。
ここで再びプフ出血。
体には薔薇の文様がイメージとして描かれています。
この場面でのこれは、毒による死を迎えようとするプフ。
さらには、無敵なはずのメルエムさんも死ぬ運命にあるのではないかと思ってしまったプフの葛藤を表現しているのでしょう。
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ウェルフィン何してんの?だいたいウェルフィン何してんだろ?
逃げてたわけじゃないんだね。
用心深く腹黒い。でもって、瞬時の判断力もかなりのもんですよね。
なのに、何故に皮かむりの餓鬼が罹る万能感に浸り、ヒロイズムに酔っちゃったんだろ?
ジャイロのこと思い出したり、イカルゴにペース乱されたからとか言ってますが、どうもこの行動は腑に落ちませぬ。
まあそれはどうでもいいとして。

「もうこれは王ではなくメルエムさんだ。嘘は通じない、逃げるのも無理、攻撃も無理、次の一言が生死を分かつ、いや助かる見込みはあるのか?」とまで理解できるのですから、さすがはウェルフィンさん。
メルエムさんは、ウェルフィンから向けられた憎悪の理由にさえも興味を持たれた。
なんと器の大きなお方であろうか。
「貴様の余への憎悪・・・その根源に少々興味がある。申してみよ。偽りは許さぬ。ありのままを・・」
というところで
覚悟を決めたプフが王の言葉を遮る。
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プフの最後の進言となるのか「その者(ウェルフィン)は私の秘密に深く関わる者。しかしそれを自覚せぬ者。このまま問答を続ければ、図らずもその者の口から秘め事がもれる可能性がありまする。その者との質疑は何卒後回しにされます様・・・」
王にとってプフは、
己の都合は全く度外視して、王のためだけに王に「NO!」と言える人材、大変貴重なバリュアブルな人材なのです。
それでもついに、王とプフの駆け引きもクライマックスに差し掛かってきました。
王の「・・・」とともに異様な緊張感が漂い始めたのです。
「プフ。その秘密は、そやつ(ウェルフィン)が余に向ける憎悪と、わずかでも関わりがあると申すか?」
そう問うている王の顔が、白抜きになっていることが恐ろしいです。
ここまで多用されていた「背景が黒の王の横顔」よりも、怒りを感じます。
ウェルフィンの憎悪は、プフの秘密とは直接関係がない。
王にはそれさえも判るのであろう。
プフの王に対する絶対的な心服は確認済み。
だが、これだけはハッキリさせておこう。
忠義も敵意も王の前では皆平等に無価値。
王の興味を遮ることはいかなる理由を以ってしても許されざること。
黒塗りの王の背後に描かれた髑髏。
次の一言が生死を分かつ。
プフでさえもウェルフィンと同じ状況となってしまいました。
プフ「何も 申し上げるわけにはまいりません 勝負の途中ゆえ」
薔薇の毒による鼻血を垂らしながらもプフは、
コムギのことは王にとって思い出すべきではないことという己の忠義に、死を覚悟して殉じました。
ここでもプフの傍らには薔薇が・・・

王の背景は「白」から「黒」へ。 王を止めた・・・!?
いや~ 王とプフの問答はスリリングで引き込まれますね

こんな緊張感と狂気を演出できるのは、唯一無二冨樫先生だけなのでは!
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ウェルフィンは食われるかこれくらいは当てたいところですが、ハンターファンとしては悩みますよね

「腹が減ったな」
とウェルフィンに目を向けるメルエムさん。
その意味を即座に理解したウェルフィン。
普通に考えれば次回ウェルフィンは王に食われます。
もう逃れようがないでしょう。
でも、すんなりそうはいかないのがハンター。
そう思うのがハンターファンであります。
だから、あえて食われるんじゃね?
と裏の裏を読むこともしてしまうのもハンターファンであります。
もう予想できんのですよ。
ハンターファンは深読みしすぎるんですよ。そういうことで予想をひとつに絞れないので、いくつかの選択肢を挙げておくにとどめます。
(正しくは、いろんな可能性を妄想したままにしておきたいので)
①あっさりとウェルフィンは食われてしまう。いや、もう次号の最初のページですでに王が咥えている。
②ウェルフィンが一世一代の大逆転の一言を発して食われずに済む。
③ウェルフィンは秘密に気付きそれを言おうとするが、抱く憎悪の理由ではないので王の興味とは関係ないと判断され食わずに殺されるだけ。またはプフによって殺される。
④プフが薔薇の毒により急変し死亡する。そのため勝負は終了となり、ウェルフィンは洗いざらい話し、王がコムギの記憶を取り戻す。
⑤他の何者かがこの場に登場し、違う展開に発展していく。
⑥その他。
個人的には、食われるか食われないかて考えると
「食われない」と思うのです。
というか食う価値がない。
空腹を満たすため。ただ、それだけのために食うというのであればアリなのかもしれません。
人間も、他の命をただそれだけのために食べているのですから。
王にとってはウェルフィンの能力は不要。
今さら卵男はいらんやろ。
もうひとつ、ページの最後に「塗り潰される儚き命・・・!!」なんて書いてあります。
これは冨樫先生が書いたものではないですよね?編集部の人?
何でこんな余計なことを書くのでしょうか(怒)これまでの経緯から考えても、ここに書いてあることは嘘ばっかです。
さてさて、皆様はどんな展開を期待しますか?


少年ジャンプランキングで応援いただきありがとうございます

ハンタしか読んでいない私が言うのもなんですが、ワンピース・銀魂情報も満載のようです。

HUNTER×HUNTER週刊少年ジャンプ週刊少年ジャンプ感想週刊少年ジャンプ漫画大好き漫画、マンガ、まんが、コミック最後まで読んでくださってありがとうございました


王は自分の危機に気づいてないのかな?
いささか疑問に思っていたところでした。